2018年02月08日

平成29年度 成人歯科保健講演会

 本日は診療後、千葉市歯科医師会主催の成人歯科保健講演会へ参加してきました。
今回は「歯科医師が知っておくべき睡眠時無呼吸症候群の診断と治療、今後の可能
性」というテーマで、千葉大学大学院医学研究院麻酔科学教授、磯野史郎先生にご講
演頂きました。磯野先生はNHKの番組にも出演するなど多方面でご活躍されている
先生です。

 閉塞性睡眠時無呼吸症は、最新のハリソン内科学書では、「最近の50年で認識され
た最も重要な病態」と記述されており、全ての診療科に関わっているとのことです。
また、様々な合併症を引き起こし、生命予後を悪化させる全身疾患であるため、早期
に発見することが重要です。

 自覚症状、他覚徴候として@うるさいいびきを毎日かく、A日中の眠気、疲れ、倦
怠感、B無呼吸の指摘、C高血圧、があげられるそうです。

 最も確実な治療効果が期待できるものとして、鼻CPAP(シーパップ)があり、これ
は内側から気道を支えるため、肥満患者に有効とのことです。歯科で作製する口腔内
装具(マウスピース)も効果的だそうですが、肥満患者には有効でないとのことでし
た。

睡眠時無呼吸症候群は肥満と関係が深いので、今まではダイエットすれば治る、予防
できると思っておりましたが、あごが小さい方、舌のおさまりが悪い場合も起こるた
め、あまり効果がないとの見解でした。今後はもっと歯科領域がこの分野に貢献でき
ればと思います。

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posted by 岡崎賢治 at 00:02| Comment(0) | 日記